よい弁護士とは?

あなたは、良い弁護士と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

破格に安い費用で依頼を引き受けてくれる弁護士でしょうか?
ものの数分で解決までこぎつけてしまう、魔法のような腕を持った弁護士でしょうか?
世界各国を飛び回って、つねに忙しくしている弁護士でしょうか?

いいえ、実は違います。
債権回収でお困りのあなたにとって、もっとも良い弁護士は、他にいます。
ここでは、本当に良い弁護士を選ぶためのポイントを、紹介いたします。

弁護士を選ぶ際のポイント

もちろん、私たちの事務所を選んでほしいのですが、そうはいかない場合もあると思います。
お住まいが遠方で、東京の事務所には依頼できないとか、まれに、私たちがすでに相手方から相談・依頼を受けている場合もあります。
そんなときには、次のようなことを参考にして、依頼する弁護士を選んでください。

相談に行く前にチェックできること

ホームページの文章を読んでみる

「読む人の立場にたって、わかりやすい文章が書いてあるなあ」
そう感じられる事務所だったら、相談に行ってみる価値があります。
逆に、ホームページですら、依頼者のことを真剣に考えていないと分かる事務所は、除外した方がよいでしょう。

事務所にいる弁護士の人数

  • 大規模すぎる法律事務所は、債権回収には向かない
    何百人もいる事務所はだめです。
    そういう事務所は、受付をする部屋だけで100平米もあったりして、すごく立派ですけど、ちょっとした相談にも何人も弁護士が出てきて、30分の相談で、○十万円も取られたりします。
    アドバイスの内容がよくても悪くても、時間単位で請求されてしまいます。
    弁護士予算が何千万円もある会社ばかりを相手にしているので、自然とそうなってしまうのです。
  • 一人だけでやっている弁護士事務所
    こういう弁護士は、とんでもなく優秀か、独立したばかりで経験が浅いか、社交性がなく孤独を愛する人か、玉石混合です。
    連絡してみて感じがよかったら、相談してみる価値はあるかもしれません。
  • 数名から十数名でやっている事務所
    個人の方や中小企業の経営者のみなさんには、お勧めです。
    特に、「弁護士の年齢が自然にばらけている」「男女の弁護士がバランスよくいる」「ベテランと若い弁護士がチームを組んでやってくれる」
    そういった事務所がお勧めです。
    一方、年齢が偏っている事務所は、実は「ひとり事務所の寄りあい」であったり、実働部隊が集団離脱した事務所だった、というそんな危険があります。

相談に行ってからチェックすること

事務所の雰囲気

約束の時間よりすこし早めに行って、事務所の様子を観察することをお勧めします。

  • 事務所やトイレのお掃除は行き届いているか?
  • スタッフの方たちが、きちんとあいさつしてくれるか?
  • 事務員さんが楽しそうに仕事をしているか?
  • IT機器は、使いこなしていそうか?

そんなところに、経営者である弁護士の考え方や仕事ぶりが、あらわれているものです。

担当弁護士

依頼すれば長いおつきあいになるのですから、次のようなポイントはしっかり確認しましょう。

ポイント1 服装や身だしなみ
頭はぼさぼさ、服装はよれよれで、あまり近くに寄りたくないような人は、遠慮した方がいいです。
高価な身なりである必要はまったくありませんが、こざっぱりと、人を不快にさせない服装をしているかどうかは、重要です。

ポイント2 聴き上手
「よく」話をきいてくれる、というのは「長く」聞いてくれるのとは、ちがいます。
あなたの話に、適切に反応し、問いかけをして、整理してくれるような聞き方をしてくれる弁護士はよい弁護士です。
一方、あなたがまだ全部をしゃべっていないのに、弁護士だけが、ずーっとしゃべっている人はダメです。
逆に、あなたに話をさせっぱなしで、質問もしなければ、ポイントの整理もしない、そんな弁護士も問題です。

ポイント3 整理上手
あなたの話や、持ってきた資料を、わかりやすくメモや図解にしてくれる弁護士は、たいていよい弁護士です。

ポイント4 説明がわかりやすい
専門用語を極力つかわずに、わかりやすく説明してくれるかどうかをチェックしましょう。
また、説明をしながら、あなたの反応をちゃんと見て、わかっていなさそうなところは説明をいったん中断したり、ひとつ前に戻って説明したりしてくれるなら、よい弁護士です。

ポイント5 アドバイスが具体的
相談の最後に、具体的なアドバイスをしてくれる弁護士に依頼しましょう。

  • 「これだけの事実では判断できないから、この点とこの点をしらべて知らせてください」
  • 「いつまでに、誰に対して、このような内容の書面を出す必要がある」
  • 「これは、自分で対応するのは無理だから、弁護士を代理人に立ててこうするのがよい。その場合は、いつまでにこんなことをする」

そういう具体的なアクションを示してくれるのが、よい弁護士です。
わかりにくく抽象的な説明は、現実的には回収につながりませんので、必要ありません。

ポイント6 費用が明確
法律相談だけで終わらず、正式に依頼したとしたら、

・何を、いつまでにしてもらえるのか
・それによってあなたにどういうメリットがあるか
・どれだけの費用がかかるのか

これらをきちんと説明してくれて、文書にしてくれる。
これがよい弁護士です。

ポイント7 セカンド・オピニオンを嫌がらない
依頼しようかどうか、すぐには決断できないことも多いでしょう。
そんなときは、即断せずに、持ち帰ってじっくり検討しましょう。場合によっては、別の弁護士さんにも相談してみるのもよいでしょう。
他の弁護士から「セカンド・オピニオン」を聴いてみたい場合は、相談した弁護士さんに「関連する資料のコピーや相談結果のメモをいただけませんか」と依頼してみましょう。
気持ちよく応じてくれて「心配なら他の先生にも相談してみてください」と自分からいってくれるくらいなら、まちがいなく良い先生です。

弁護士との相性はとても大事です。
急がず、じっくり時間をかけて、慎重に選んでください。

あなたが「この先生を選んでよかった!」と思える弁護士にめぐり会えることを祈っています。

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