当事務所では、相談の前に、資料のご準備を推奨しています。
というのも、未回収債権は、複数の相手がいることが多いですし、証拠となる資料にもとづいてお話をうかがった方が、より素早い、最適な解決ができるからです。
具体的には、これからご説明するものを、ご用意ください。
債権一覧表の記入
こちらのテンプレートに、売掛金や未収金など、未回収の債権を書き出してください。
同時に、以下の項目も、分かる範囲で構いませんので記入してください。
- 相手方の名前(社名)、担当者の名前
- 債権の額
- 住所、電話番号、FAX番号
- 最初の請求日
- 最後の請求日
- その他参考になる事
資料の収集
債権それぞれの、相手方に関連する資料をご準備ください。
たとえば次のような資料となります。
取引が実際にあったことを示す資料
- 借用書
- 見積書
- 契約書
- 発注書(受注書)
- 納品書(工事完了確認書)
- 請求書など
相手方が支払いをしないことを示す資料
- 相手方とのやりとりを示す書類、FAX、メール、メッセージなど
相手方とその財産に関連する資料
- 会社案内
- 調査会社の報告書
- 取引銀行
- 取引先についての資料など
ご用意いただくのが難しい場合
資料をご用意いただくのが大変ならば、資料一式、紙袋などに詰め込んでお持ちいただければ、こちらで整理いたします。
また、探しても資料が見つからなかったといって、あきらめるのは早計です。
みなさんの記憶、それ自体も証拠になります。
さまざまな断片的な資料から、口約束を正式な契約として裁判所に理解させることも可能です。
あきらめる前にぜひご相談ください。