- 依頼者 : 経営コンサルティングや不動産賃貸業を営む会社
- 相手方 : テナントとして入っていた飲食店など
コンサルティング料を支払ってくれない
依頼会社は、自分の所有するビルの一室を飲食店に賃貸し、同時に、開店前から店舗デザイン・メニュー造り・広告作り・経営指導などのコンサルティング業務を行っていました。
しかし、相手方には、基本的な経営能力が根本的に欠けていて、入居後、数ヶ月にして、投げ出すようにして、店舗を放棄してしまいました。
依頼者は、コンサルティング料や店舗の原状回復費などの支払いを求めました。
ただ、相手方の家族とは、古い知人であったために、円満な解決を目指しました。
相手方の弁護士の対応がひどく、円満解決ができない状態に
相手方についた弁護士の対応がひどく、依頼者が強い不信感を持ってしまい、円満解決の機運は完全に閉ざされてしまいました。
訴訟を提起して、相手方の銀行預金などにも強制執行をかけざるをえないこととなりました。
ここまでやってようやく話し合いが成立して、請求額の8割を回収できました。
ひと言コメント
本件は、誠意をもって仕事をしたのに、相手方およびその代理人から、常識はずれの不誠実な対応を受けたために、訴訟にまで発展してしまったケースです。
相手方からは、騙されて入居したなどの主張がなされましたが、そのような主張は、裁判所では認められることはなく、長い時間がかかりましたが、依頼者には、満足してもらうことができました。